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INFO:
依存して辛い子は是非読んでください ひとりの女がある男をとても愛していた。 2人は恋人同士でお互いを思い合っていたが、時が過ぎるにつれて 男の気持ちは冷めていき、女は男をますます好きになっていった。 男が女に愛情表現をしなくなり 愛していると口にしなくなっても女は男に好かれていると必死で信じ込み、男にあらゆることを合わせて、そばにとどまった。 しかし、時が経つほど寂しさはどんどん募っていった。 女は自分の気持ちをわかってもらえず、自分へのイライラと怒りが湧いて、傷つくことが多くなりいつしかそれが当たり前になった。 男の元を離れたいが、別れてしまえば悲しくなることがわかっていたし、男のことを好きすぎて離れることができず、我慢し続けた。 そのうち結局、男から一方的に別れを告げられた。 女は筆舌に尽くしがたい悲しみに浸り、しばらくまともに食べることもできなかった。 最初は男を恨んだが、次第に自分の努力が足りないせいで別れることになったのかもしれないと後悔の念にさいなまれるようになった。 自分が誰からも愛されない人のように思えて多くの問題を抱えているような気がした。 しかし別れから長い時がたったとき、女は私にこう言った。 あの頃の自分は、自尊感情がとても低かったことが今になってわかりました。自尊感情が低い時は、視野が狭まって判断力が低下して、自分がどれほど辛いか、どんな状態なのかについて鈍感になってしまうみたいです。 あの人と付き合っている間にどれほど傷つき、どれほど辛かったか長い時間が経ってから気づきました。 愛していたというより、ただ自分に自信がないから相手が大きく見えて、すごい人のように思えて私よりずっと立派に見えて。自分はダメな人間なんだと思い込んでいたみたいです。 ”それは愛なんかじゃなくて、私が自分をその人の中に閉じ込めてしまっていたような気がします” ひとりでは何も出来ないと思い込んで自力で立とうとせずに自分で自分を苦しめていました。 私はあの人がいなくてもいくらでも幸せになれるのに、彼に依存しすぎて自分を見失っていたんだなと思いました。 あの時間があったからこそ、私はこれからどんな人と付き合えばいいか、どんな人間になるべきかを深く知ることができた気がします。 だからあの時間を後悔しているわけでもありません。 いつか自分のことを愛せるようになったら誰かと一緒に歩んでいきたいと思いました。 ”自分を愛せず、自尊感情がとても低い時に誰かに頼ろうとしたら、また同じような恋愛が繰り返されそうな気がしたんです” そしてこんなことも考えました 最初は彼に心から愛されているのを感じました。それなのに時間が経つにつれて、彼の気持ちが冷めていくのがわかりました。 彼は私の堂々とした姿が好きだったのに私がどんどん自尊心を失って彼に頼り、依存するようになったせいで気持ちが冷めてしまったのかもしれません。 私に近づいてきた誰かが愛を与えてくれたのが心地よくて、愛され続けたくて、相手に合わせていたのです。 ”健全な恋とはふたりのいい所が似ていくもので、辛い恋はふたりの短所が似ていくものなんだそうです” 大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした。より